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INTERVIEW

流されずに、一歩ずつ前へ。3年目若手栄養士の挑戦

寿山 あかりさん(社会人3年目・社員食堂勤務)

今回はLEOCで活躍する若手栄養士をご紹介。とある大企業の社員食堂に勤務する、寿山 あかりさんです。

日々学びを得ながら前に進んでいく、若手栄養士のリアルな今に迫りました。

 

 

悩みぬいた就職活動

寿山さんが栄養士を目指したのは、とある素朴な理由からでした。

寿山「シンプルに、食べるのが好きだったんです。中学生のころは家でご飯をつくったり、家族で食べに行ったり。特に自分で献立を立てて、うまくできた時の達成感が楽しかったですね」

とはいえ、一方では寿山さんなりの現実的な目的もあったようです。

寿山「他にあまりやりたいこともなくて・・・。それに、四大に行ってみたかったんです(笑)。その理由付けという側面も正直あります」

こうして、栄養士を養成する四年制大学へと進学した寿山さん。座学中心の忙しいキャンパスライフを送りながらも、主にB&I(社員食堂・工場食堂・寮など)分野を志望し、受託給食会社を中心に就職活動を行っていきました。

その中でLEOCを志望したのは、栄養士を志した理由に紐づくものでした。

寿山「セントラルキッチンは嫌だったんです。あくまで現地調理で、自分たちの手で作ったものをお届けするのが楽しいだろうなと思って」

それでも、最終的にはいくつかの受託給食会社で迷った寿山さん。最後の決め手は、就職後のキャリアプランだったといいます。

寿山「他社では業態ごとに採用していることが多くて、そこから他の業態に移ることがない形だったんです。でもLEOCは栄養士として一括で採用されて、業態を移ることも可能です。就職の段階でキャリアの可能性を狭めない方がいいと思って、LEOCに決めました」

しっかりと悩んだうえでLEOCに入社し、栄養士としての第一歩を踏み出した寿山さん。そこから3年、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。

 

 

試行錯誤の連続

就職後はとある社員食堂へ配属になった寿山さん。主に調理補助を担当しながら、まずは厨房全体の流れに慣れていきました。

寿山「大型の事業所だったので、栄養士の先輩やサプラーさんたちもたくさんいて、人に恵まれたと思っています。正直就活のときは事業所の人間関係に不安を持っていたので、その点は安心でした(笑)」

2年目は別の事業所へ配属となり、献立作成や食材発注といった栄養士業務を学んでいった寿山さん。ところが配属後すぐ、先輩の責任者が病気のため休職するというトラブルが発生。新人ながらも寿山さんが必死に食らいつき、栄養士として「現場を回す」力をつけていきました。

悪戦苦闘の2年目を乗り越えた寿山さん。3年目に転機が訪れました。

寿山「いまの事業所の新規立ち上げに携わることになったんです。正直不安はありましたが、私自身新しいことの方が楽しみを感じられるので、チャレンジすることにしました」

事業所の立ち上げは、これまで学んできた厨房全体の流れを一からつくり上げていく仕事。もちろん自分自身が理解するだけではなく、それを従業員一人ひとりに落とし込み、全体を機能させていかなければいけません。

寿山「とにかく細やかなコミュニケーションの大切さをすごく感じています。自分のことで手いっぱいになるのではなく、サプラーさん一人ひとりまでいかに浸透させていくか。私自身教えるばかりではなく、逆に教わることもすごく多い毎日です」

日々試行錯誤しながら、よりよい事業所運営のために奮闘する寿山さん。若くして経験を積んでいる寿山さんが、次に目指すことは何なのでしょうか。

 

 

目の前の課題に向き合う

将来の目標を訊くと、「正直、あまり先のことは考えていないです」と率直な答えが返ってきた寿山さん。日々めまぐるしく動いていく、目の前の仕事にしっかり向き合うことを最優先にしています。

寿山「まずは、この事業所の運営を軌道に乗せていきたいです。栄養管理部の先輩と相談しながら少しずつ改善できていますが、まだ全体として残業が多いですし、もっとみんなが働きやすい環境にしていきたいです。

もうひとつは、仕事をしながら管理栄養士の資格を取ることですね。これからのキャリアアップのためにも、現場で積んだ経験を生かせるようにしていきたいです」

就職活動からこれまで、目の前の状況に向き合いながら答えを出してきた寿山さん。日々の仕事に流されることなく、一つひとつが次につながっていくように、歩みを運んでいます。

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